高女(たかおんな)とは
高女房の正体を明かすと、どのような姿に変身するのでしょうか?

ようかい博士
こんにちは。今日は 高女(たかおんな)という妖怪についてのお話をしますね。
はい、博士! 高女っていう妖怪、聞いたことないのですがどんな妖怪なんですか?

知りたがりの子供

ようかい博士
そうですね。遊女屋などの二階を覗いて歩く女の妖怪なんですよ。
なんで覗いて歩くんですか??ってか二階を覗けるぐらいでかい妖怪なんですか?

知りたがりの子供

ようかい博士
下半身が伸びて、二階を覗く妖怪で鬼の一種と言われているみたいなんですよ。
えーっ! 下半身が伸びるってどんな感じだろう。。。。足が長い?他にも知りたいのでもっと詳しく教えてください。

知りたがりの子供
高女
遊女屋などの二階を覗いて歩く女の妖怪である。嫉妬深く、しかも男に相手にされない醜女が、この妖怪になるといわれているが、鬼の一種だという説もある。
和歌山の方には、高女房という鬼女の話がある。
ある木地屋(木細工の材料屋)の女房は、山に入れば男以上によく働く女だったが、これが実は妖怪だった。
木地屋の二人の子供も、三十人ほどいた使用人も、この女房によって食われていた。
普段は普通の女なのだが、ひとたび怒ればその正体を現し、七尺(約二・一メートル)ほどの鬼女となるのである。
しかも、夜には裸になって井戸に飛びこみ、 ずぶ濡れになって出てくるのだが、その下半身がスーッと伸びて、 井戸の底に達していた。 木地屋は命からがらこの女房から逃げ出したという。
この高女房と高女が同じかどうかははっきりしないが、 下半身がニューッと伸びるということが共通しているため、やはり高女の一種なのだろう。