ぬらりひょんとは
【みんなの投票】ぬらりひょんのどんなところが好き?

ようかい博士
こんにちは。ぬらりひょんという妖怪についてのお話をしますね。
はい、博士!ぬらりひょんっていう妖怪、すごく不思議ですよね。

知りたがりの子供

ようかい博士
そうですね。ぬらりひょんは総大将と呼ばれる妖怪で、人々が忙しくしている夕方に現れるんですよ。
えっ、なんで忙しい時に現れるんですか?

知りたがりの子供

ようかい博士
それはぬらりひょんが人々の心理の隙を狙っているからなんです。忙しさにまぎれて家の中に入り、勝手に敷に上がってお茶を飲んだりするんですよ。
えーっ!もっと詳しく教えてください。

知りたがりの子供

ぬらりひょん
ぬらりひょんは、総大将と呼ばれる妖怪ですが、その存在は確かなものではありません。
この妖怪は夕方、人々が忙しくしている時に現れ、どこからともなく家の中に入ってきます。
そして、勝手に敷に上がってお茶を飲んだりするのです。
家族は誰かがいるのだろうと思って、つい忙しさにまぎれて正体を見破れません。
この妖怪は、人間の心理の隙を狙っているため、そういう瞬間を狙って現れるのが特徴であります。
また、金持ちの大きな家に入り込んで、主人の煙管で煙草をふかしたりしてから、いずこへともなく姿を消すこともあります。
注意深い人でないと気づかないし、一体何をするのかということもよく分かりません。
この妖怪は、僧のような姿で現れることもあれば、商人のような服装をした、大家の旦那風にゆったりとした歩き方をすることもあります。
備讃灘にも、同じ名前の妖怪が伝わっています。
あるとき、頭くらいの大きさの丸い玉が海上に漂っているのを見つけ、船を寄せてそれを取ろうとした場合、ヌラリと取れなくなったり、底に沈んだり、ヒョンと浮き上がってきたりすることがあります。
こちらの妖怪は、人をからかうためのもので、海坊主の一種と考えられています。