人面犬とは
人面犬はどんな姿をしている妖怪ですか?

ようかい博士
こんにちは。今回は人面犬という妖怪について話をするね。
はい、博士!人面犬っていう妖怪、顔が人間の顔をした妖怪ですよね?

知りたがりの子供

ようかい博士
そうですね。こちらも口裂け女同様全国各地で目撃情報があり、世間をにぎわした妖怪なんですよ。
そうなんですね。人面犬は人間に危害を加えたりしたの?

知りたがりの子供

ようかい博士
特に人間に危害は与えてはいないんだよ。人間に会うと笑ったり、喋りかけたりしたぐらいなんだよ。
人面犬は寂しかったのかな?僕なら仲良くなれたと思うよ。仲良くなるためにもっと詳しく教えてください。

知りたがりの子供

人面犬
1989年から1990年にかけてごろ、小中学生を中心にマスメディアを通じて、爆発的にブームとなった妖怪である。
どこそこの駅近くで見たとか、何々トンネルに行くと現れるなどと、全国各地で様々にいわれていたようだが、大体の特徴は、みすぼらしい小型犬(あるいは柴犬のような)の姿で、恨めしそうな老人の顔、あるいは中年男性の顔をしているという。
時速八十キロメートル以上で走り、六メートル以上ジャンプしたという目撃例もある。 人面犬は人間に出会うとニヤニヤ笑ったり、「ほっといてくれ」「勝手だろ」「うるせえ」 「何だ人間か」などの捨てゼリフを吐いたりするそうである。
また一方で人面犬に嚙まれると人面犬になるとか、車で走っているところを人面犬に追い越されると事故を起こす等の噂も立ち上がったのだ。
その出生についても、遺伝子実験体説、人間の霊の憑依説 犬の水子説、人間の転生説などと、よくこんなことを考えつくなぁといった感じのものが、土地土地の子供たちの間で語られた。
口裂け女以降の現代妖怪らしく、様々な憶測が乱れ飛んだが、結局のところ一過性のうわさで終わってしまったようだ。最近ではその噂は全く聞くことがなくなったものだ。