児啼爺(こなきじじい)とは

児啼爺(こなきじじい)について、正しいものはどれでしょうか?
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ようかい博士
ようかい博士
こんにちは。今回は児啼爺(こなきじじい)という妖怪についてのお話をしますね。
はい、博士!児啼爺(こなきじじい)っていう妖怪、赤ちゃんみたいな恰好をした妖怪のお話ですよね。
知りたがりの子供
知りたがりの子供
ようかい博士
ようかい博士
そうですね。姿は赤ちゃんみたいなんですが、実際は名前の通り老人の妖怪なんです。
えっ、赤ちゃんおじいちゃんは何をするんですか?
知りたがりの子供
知りたがりの子供
ようかい博士
ようかい博士
赤ちゃんみたいに泣いて抱っこされると、石みたいにとても重くなり、しがみついて離れなくなるんですよ。
えーっ!赤ちゃんおじいちゃんのこともっと詳しく教えてください。
知りたがりの子供
知りたがりの子供

児啼爺(こなきじじい)

 

人のあまり足をふみ入れないような深山で、時々、「オギ ャー、 オギャー」 と赤ん坊の泣き声が聞こえることがある。どうしてこんなところに赤ん坊がいるのだろうと思って、その泣く者を抱くと、赤ん坊はいきなりしがみついてきて離れない。

 

逃げ出そうとすると、重さが五十貫 (約百八十八キログラム)にも百貫にもなり、抱いた者は動けなくなってしまう。そして、ついには命を奪われるといわれる。これは、徳島県 の山奥などにいた児啼爺の仕業である。

 

これは「ごぎゃ啼き」ともよばれ、「ゴギャー、ゴギャー 」と泣いて山中をうろつく。一説には一本足だともいい、この怪物が泣くと地震が起こるそうである。

 

また児啼婆というのもおり、姿は赤ん坊だが顔だけは老婆で、やはり抱こうとすると重くなる。ある老人がヒョイとつまみあげて家に持ち帰り、釜の中に入れて火を焚きつける と、カボチャに変身したという話が残っている。

 

こういう、山で赤ん坊の泣き声がするというのは、愛媛県宇和島あたりでいうノツゴ、すなわち、山に捨てられた赤ん坊が妖怪となるといういい伝えと、案外関係があるのかもしれない。

 

 

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