一反木綿(いったんもめん)とは

一反木綿は、どのような形で現れる妖怪ですか?

ようかい博士
ようかい博士
こんにちは。今回は一反木綿(いったんもめん)という妖怪についてのお話をしますね。
はい、博士!一反木綿っていう妖怪、単なる白い布の妖怪のお話ですよね。
知りたがりの子供
知りたがりの子供
ようかい博士
ようかい博士
そうですね。確かに白い布なんですが人を襲う布でもあるんですよ。
えっ、白い布が人を襲うのですか??
知りたがりの子供
知りたがりの子供
ようかい博士
ようかい博士
顔を覆ったり、首に巻き付いたりして人間に危害を加えてくるんだよ。
えーっ!夕方に出会わないようにしたいのでもっと詳しく教えてください。
知りたがりの子供
知りたがりの子供

一反木綿

夕方から夜にかけて、長さ10メートルほどの白い布がひらひらと降ってくる。昔、鹿児島県の大隅地方に現れ、志布志湾に近い権現山一帯では、特に子どもたちに恐れられていたと言われている。
見た目はまったく怖くなく、その存在を知らない人は、風に乗って飛んでくる洗濯物くらいにしか思っていないようです。
ところが、この妖怪は見た目によらず、人を襲うのである。
ある夜、一人の男が家路を急いでいた。すると、目の前に突然、空から白い布が降ってきた。驚いて立ち止まると、その白い布が今度は彼の首に巻き付いてきた。
その瞬間、男はとっさに脇差しを抜いて白い布を切った。白い布は消えたが、男の手には血が飛び散っていたという。

この一反木綿が男の首に巻きついたり、顔を覆ったりして、窒息死させるのである。怪物の霊だったのではという説もある。しかし、いったい何なのかということになると、まったくわからない。

出現するといわれる地域では、「一反木綿が出るよ」と遅くまで遊ばないように注意する風習があったそうです。

比較的知られていない妖怪だが、水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場したことで有名になった。

 

 

 

 

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