河童とは
悪い河童がするいたずらとして知られているものは何でしょうか?

ようかい博士
こんにちは。今回は河童という妖怪についてのお話をしますね。
はい、博士!河童っていう妖怪、頭にお皿がある緑の妖怪のお話ですか?

知りたがりの子供

ようかい博士
そうですね。河童は川に住んでいて人間にイタズラもすると言われている妖怪なんですよ。
えっ、悪い妖怪なんですか?何をするんですか??

知りたがりの子供

ようかい博士
色々な噂はあるんですが、馬を川に引きずり込んだり、さらに悪い河童は人間の尻子玉を抜くと言われているんだよ。
えーっ!?って尻子玉ってなんですか?もっと詳しく教えてください。

知りたがりの子供
河童
水の妖怪のナンバーワンであり、全国各地に出没する。 全国規模だけあって、カッパ、ガタロ、カワワロというように、土地ごとに名前があり、姿の特徴も、甲羅があったりなかったりと、細かい部分では異なる。
共通していわれる特徴では、たとえば相撲が大好きということがあげられる。人間が勝つともう一回もう一回と勝つませがむので、適当に負けてやらなければならない。また、馬を川に引きずりこむというのも、全国共通のいたずらだ。さらに、悪い河童は人間の尻子玉をぬくと言われている。
尻子玉は肛門の近くにあると信じられた想像上の内臓のことで、それで川べりの村では河童を恐れるのである。
中部、関西では、子供が川遊びするときは、仏壇に供えた御飯のお下がりを食べて、河童払いをさせる。あるいは、川べりで見知らぬ子供にあったら、お辞儀をするように教える。お辞儀をすると、相手もお辞儀を返す。もし河童であれば、それで頭の皿の水が流れてしまい、悪さをすることができなくなるからである。
河童の起源についても様々で、大工がつくった人形を川に捨てたものが河童になったとか、水の神様だったものが信仰されなくなって妖怪化したとか、色々といわれている。